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CATEGORY

製織技術

  • 2020年8月27日

【エアージェット織機】電子開口織機の特徴③

静止角の変更が枠毎に可能、かつ機械的な調整不要 通常のドビー織機の場合、静止角(ドエルとも呼びます)を変更することはできません。 また、カム織機の場合はカムの交換が必要になります。 しかし、電子開口では枠ごとに静止角の変更が可能で、しかもパネルによる設定のみで変更が可能です。 上図は平織りのイメージですが、図中のaとbが静止角と呼ばれるものになります。 例えば設定で(0/120)とした場合、最上点 […]

  • 2020年8月19日

【エアージェット織機】電子開口織機の特徴②

難しい織物も織りやすい クロスタイミングと静止角を枠毎に設定できるため、 ストライプ織物のような一つの織物の中に複数の組織があるような織物の製織も織りやすいです。 ストライプ状の織物を例に取ってみる シングルビームで、縦方向に1/1平織りと3/1綾織が交互にくるような組み合わせ織物の場合を分析すると、 平織り組織は経糸交差の回数が多いため経糸の消費量が多く、経糸張力は強くなりますが、 綾織組織は平 […]

  • 2020年8月18日

【エアージェット織機】電子開口織機の特徴①

電子開口織機の特徴とは カムやドビーと比較し、電子開口織機の最大の特徴としてクロスタイミングと静止角を各枠ごとに自由に設定できることです。 前回の投稿でも紹介しましたが、難しい織物でも経糸シートが綺麗に分かれやすいです。 通常のドビーの場合、全枠のクロスタイミングを変更することは可能ですが、1枠毎に変更することはできません。 電子開口織機の場合、1枠毎にクロスタイミングを変更することが可能で、組織 […]

  • 2020年8月7日

枠ごとにクロスタイミングをずらすメリット

クロスタイミングとは 織機の開口が閉じるタイミングをクロスタイミングと呼びます。(別名閉口タイムと呼ばれていたりします) 経糸が必要とする空間の広さが異なってくる 全ての枠のクロスタイミングが同一の場合、全ての経糸が一列に並ぶ瞬間があります。 全ての枠のクロスタイミングが異なる場合、全ての経糸が一列に並ぶ瞬間はありません。 同一の場合、必要とする空間は広いですが、異なる場合、必要とする空間は最小2 […]

  • 2020年8月6日

イージング装置の種類と適している織物

イージング装置の種類 積極イージングの効果 (平織りのみ) 以前の記事でイージング装置の役割を記載しましたが、そのイージング装置にも2種類あります。 積極イージング 一つが積極イージングと呼ばれるものであり、下記のような構造をしています。 積極イージング装置は、経糸の開口時Aと閉口時B に発生する経糸テンション差をテンションローラを積極的に動かし補正する装置です。 この装置が適しているのは基本的に […]

  • 2020年8月5日

織機開口の種類とその違い

開口装置って? 経糸を上下に上げ下げする機構を開口装置と呼んでいます。 開口装置の種類は? 織機の開口装置には大別して4つの種類があります。 タペット織機、ドビー織機、ジャガード織機、クランク織機の4種類があり、それぞれ下記のような違いがあります。 ①タペット織機 カムとタペット(カムに接触して、その運動を伝える装置)と綜絖の開口運動をさせる方式で、最も簡単で、安く、高速化しやすい機構です。 三原 […]

  • 2020年7月31日

織り上がり巾が時間によって違うことがある?

条件を考える 時間によって変わるもの まず時間によって変わるものといえば温度・湿度です。 温度と湿度を管理していないと朝と昼、昼と晩だと違う季節があります。 これを念頭において考えると、 湿度が高い場合…糸の水分量が上がる→吸湿し、糸が太くなる →横糸の屈曲が大きくなるため巾が狭くなる 湿度が低い場合…糸の水分量が下がる→放湿し、糸が細くなる →横糸の屈曲が小さくなるため巾が広くなる   […]

  • 2020年7月29日

【エアージェット織機】サブノズルの形状について②

サブノズル ノズル噴射孔形状の推移 ノズル改良の経緯を簡単にまとめたものが上図になっています。 サブノズルの形状から次のように上向き角と偏向角を定義しています。   なぜ上向き角が必要なのか 上向き角がない場合、エアーの方向はリードのトンネル方向と平行になるため、エアーの搬送力が活かされづらいことがわかります。 (噴射孔から出ると拡散するので効果がないわけではないですが。) 特に初期ノズルは偏向角 […]

  • 2020年7月27日

【エアージェット織機】サブノズルの形状について①

サブノズルの形状について サブノズルの形状は昔と現在を比べると大きく変わっている。 弊社はあくまで豊田自動織機のみしか知らないため、正確な年代まではわからないが、 おおよその変革してきた歴史を振り返ってみる。 ①一穴ノズル 豊田自動織機のエアージェット式の織機を作り始めたころのサブノズル。 ②二穴ノズル JAT600あたりから出始めた(と思われる)サブノズル。 エアーの噴射方向性が改善されている。 […]

  • 2020年7月26日

筬計算方法(筬番手計算方式)

筬の呼び方 筬の呼び方はいろいろあるのですが、弊社では昔から筬番手と呼ばれる方式で運用しています。 筬番手方式とは2インチ間に筬羽がいくつあるか、という定義です。 例えば、筬番手が50番手すると、2インチの間に50羽あるということです。 筬の選定の仕方 実際に織るときはどのように選定しているのかという話ですが、 基本的にインチ間の経糸密度(インチ間に糸が何本あるのか)と織上幅によって選定します。 […]