【マイニング】3060ti palit製 のサーマルパッド交換手順

3060ti FANside
NDIVIA 3060ti FANside
NDIVIA 3060ti backside

1.グラフィックボードの背面板を外す

まず赤丸のネジを外します。
画像には写っていませんが、入力コネクタ接続部のネジも外します。
配線がつながっているところもありますが、無理に取らなくても大丈です。

2.グラフィックボードの電子回路基板を外す

次に赤丸のネジを外します。
金属板のしなりで放熱フィンと接合しているため、ネジを外すとそのしなりでネジが飛んでいくことがあります。飛んでいかないように気をつけてください。
また、これも配線のつながっている箇所がありますが無理に取らなくても大丈夫です。

3.放熱板や基盤に張り付いているサーマルパッドやグリスを除去する。

緑で囲っている部分以外がサーマルパッドです。これを手でもいいですし、ヘラを使ってもいいので取っていきます。取ったあとはキムワイプに無水エタノールなどをつけてきれいにしてください。
赤丸の部分は厚さ2mm、青丸の部分は厚さ1mmでした。

電子回路基板の方もグリスやサーマルパッドの残りを丁寧に除去していきます。
基本的に無水エタノールをキムワイプにつけて掃除でOKですが、しっかりとやる場合はGPUのグリス落としを使ってください。
ちなみにグリスを取り切ることは難しいですが、全部取りきれなくても問題ありません。
グリスは導電性がないため、端子間に入ってしまっても動作不良を起こさないからです。
掃除するときは静電気だけ気をつけていればそうそう問題は起きないはずです。
夏場なら素手でもOK、冬場はちょっと湿度をあげるなりなんなりして対策したほうがいいかなと言う感じです。

4.サーマルパッドとグリスをつける

サーマルパッドは同じ程度の大きさに切り出して放熱板の方へ張ってください。大体でOKです。大きめのほうがなおよいですが、大きすぎると接合時に想定以外のところに挟まって不具合が起こってしまうことだけ注意してください。
グリスはGPUの大きさによって塗布する量が変わるのですが、ざっくり伸ばしてGPUが見えなくなればOKです。多少多い分には構いません。
少ない場合、放熱が十分にできずGPU温度が上がりやすくなってしまいます。
多い場合、動作上に問題は起こりませんがもったいないですね。。。

5.組み付ける

あとはこれまでと逆の手順で組み付けていってください。
注意点はネジを締めるときに緩いと放熱効果が下がってしまうことです。
ネジが滑りそうなくらいの強さで締めてください。

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