部分整経に一部失敗したビームを織る方法

上記のような部分整経で失敗したビームは破棄したほうがいいと思いますが、
巻かれている経糸が高価な場合は取り返しがつかないことになります。
そこで、なんとかキレイに織るために方法を伝授します。

1.開口を大きくする

まずは失敗した部分込みで織る必要があります。
そのため、開口を大きくできるならしてください。
大きくする理由は経糸が緩んでいても緯糸をなんとか入れるためです。

2.織り速度を遅くする

織り速度を遅くして、筬が一番うしろに来たときに緯糸を入れるように調整してください。
遅くする理由は1と同じで少しでも緯糸を入れやすくするためです。

1,2を行い、経糸が緩みながらも織っていくと緩んだ部分はパイル状になって織り込まれていきます。
するとその部分だけ経糸が余計に使われることになるため、しばらくすると経糸の張力が均一になってきます。どれくらい織れば均一になるかはケースバイケースですが、最後はわりとキレイに織れる可能性もあります。

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