【マイニング】3070ti ASUS製 のサーマルパッド交換手順

NDIVIA 3070ti ASUS FANside
NDIVIA 3070ti ASUS backside

1.グラフィックボードの背面+電気基盤を外す

まず赤丸のネジを外します。
そうすると背面と電気基盤が外れるようになりますが、青丸のねじも一緒に外しておくと後が楽です。配線がつながっているところもありますが、無理に取らなくても大丈です。

2.中空にある放熱板を外す

浮いている放熱板があるので、取り外します。
この放熱板のせいで後々のサーマルパッドが取り付けづらいです。

3.背面板と電子基板を外して確認

電子基板の裏面にはVRAMチップは付いていません。
なので、極論をいうとサーマルパッドを張り替えてもそれほど放熱効果に期待はできません。
(放熱フィンもついていませんし、ファンもついていないので。)
サーマルパッドが潤沢にある場合は張り替えた方がいいですが、節約したい場合は張り替えなくてもVRAM温度に差はほぼうまれませんでした。
(張り替えたものと張り替えなかったものを比較すると+2℃くらい)

4.放熱板や基盤に張り付いているサーマルパッドやグリスを除去する。

サーマルパッドを手でもいいですし、ヘラを使ってもいいので取っていきます。
取ったあとはキムワイプに無水エタノールなどをつけてきれいにしてください。
電子回路基板の方もグリスやサーマルパッドの残りを丁寧に除去していきます。
基本的に無水エタノールをキムワイプにつけて掃除でOKですが、しっかりとやる場合はGPUのグリス落としを使ってください。
ちなみにグリスを取り切ることは難しいですが、全部取りきれなくても問題ありません。
グリスは導電性がないため、端子間に入ってしまっても動作不良を起こさないからです。
掃除するときは静電気だけ気をつけていればそうそう問題は起きないはずです。
夏場なら素手でもOK、冬場はちょっと湿度をあげるなりなんなりして対策したほうがいいかなと言う感じです。

5.サーマルパッドとグリスをつける

サーマルパッドは同じ程度の大きさに切り出して、放熱板と電子基板へ張ってください。
中空にある放熱板にははらないほうが位置取りしやすいと思います。
今回は電子基板へも貼るため、ひっくり返したときに落ちてこないように接着したあと軽く押して落ちてこないようにしたほうがいいと思います。

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