- 2020年7月24日
経糸欠点(織子ミス)について
基本的には織物の各組織を筬の1羽の中へ入れる場合が多いです。 (複雑な組織は別) 例外はあり、平織りを例に挙げると、2本入れでなく1本入れの時もあります。この違いは2本入れの時よりも1本入れの時の方が縦方向の糸の揃いが綺麗に均等になります。 平織りで2本入れ以上の糸を入れるのはお勧めしません。 理由ですが、平織りで3本入れの場合は、縦方向にスジが出てしまいます。これは筬の1羽の中に組織が入っている […]
基本的には織物の各組織を筬の1羽の中へ入れる場合が多いです。 (複雑な組織は別) 例外はあり、平織りを例に挙げると、2本入れでなく1本入れの時もあります。この違いは2本入れの時よりも1本入れの時の方が縦方向の糸の揃いが綺麗に均等になります。 平織りで2本入れ以上の糸を入れるのはお勧めしません。 理由ですが、平織りで3本入れの場合は、縦方向にスジが出てしまいます。これは筬の1羽の中に組織が入っている […]
エアージェット織機の筬は他の織機と比較すると特殊な形状をしている エアージェット織機以外の織機の筬は平筬と呼ばれる筬を使用しています。(ウォーターはわかりません) エアージェット織機が特殊な形状の筬を使用しているのは、糸を飛ばすときに、エアーが分散しないようにし、糸の経路を限定するためです。 昔は平筬にエアーガイドと呼ばれるものを付けていましたが、あまり具合がよくなかったため、現在の形になったそう […]
エアージェット織機について 織機の種類 織機には様々なタイプがあります。 シャトル織機、レピア織機、ウォータージェット織機、エアージェット織機が代表的な織機です。 今回は弊社が使っているエアージェット織機(AJL)について解説します。 エアージェット織機の特徴について 織物に使用する緯糸を空気の力で搬送するのがエアージェット織機の大きな特徴です。 様々な織機がある中で最も高速に織ることができます。 […]
織機の動作って? 基本的にはシャトル・レピア・ウォーター・レピア織機に共通しています。 ドロッパーに関しては一部のフィラメントでは使われません。糸によってはダメージを与えてしまうからです。 その場合は光電センサーで糸切れを検知して止めます。 が、確実ではないため場合によっては縦方向の織物欠点(経糸抜け)がでることもあります。 TOPへ戻る
クランク角度とは? 織機の調整をするときに筬の角度(位置)を基準に話を進める必要があります。 筬の位置を角度に直したものをクランク角度と呼んでいます。 上図の左上が角度0°or 360°と表現され、この時に筬が一番前に出てきます。 次に右下が角度180°と表現され、この時に筬が一番後ろにあります。 この角度に合わせて綜絖(枠+ヘルド)が上下し、経糸もそれに準じて上下します。 ちなみに・・・この角度 […]
開口と積極イージング装置の関係 積極イージング装置がない場合 開口時には糸が張るが、閉口時には緩んでしまう。 そのため、高速での織物製織に向かない。 開口不良が起きやすいからである。 イージング装置がある場合 経糸の開口~閉口動作に合わせてテンションローラーを前後させることで経糸の張力変動を吸収させる この場合、開口不良が起きづらくなる。 しかし、平織り以外の織物組織に積極イージングをしてしまうと […]