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CATEGORY

繊維技術部

  • 2020年12月23日

配合糊レシピ検証から判明したこと

とある織物へ配合糊のレシピを途中で変えたものを検査したところ面白い結果が得られました。 ① A社の配合糊5%+コーンスターチ1.5% ② B社の配合糊5%   ①よりも②の方がよりよい結果が得られたのです。 着糊量は①の方が多いのですが、②の方が抱合力、毛羽伏せともに同等かちょっといい結果を得られることができました。 これはB社の配合糊がA社の方よりも優れている、ということを示してるわけ […]

  • 2020年12月22日

綿繊維の特性②

組成 セルロース 水分 ペクチン質 脂肪・蝋 タンパク質 灰分 成分(%) 90.0 8.0 0.6 0.5 0.35 0.2 注目したいのが、脂肪・蝋の部分。このため、糊温度を90℃以上まで上げる必要がある。 また油分として反応するので、ときどき無糊なのに糊有と間違えて認識している人もいる。 代表的な超長綿の繊維特性 国名 綿種 繊維長 繊度 強力 特徴 アメリカ スーピマ 1.40 3.6 9 […]

  • 2020年12月18日

綿繊維の特性① 産地別の特徴と形状 

主な産地別原綿の特徴 海島綿 繊維が長く、細く、柔らかくて光沢に富み世界で最優秀との評判 エジプト綿 海島綿に次ぐ、優秀な綿花で細番手綿糸の原料として重視されている アメリカ綿 海島綿を除いたアメリカに産する綿の総称で世界最大の生産量 パキスタン綿 中~太番手用で、短く、太く、強い。オープンエンドに最適 メキシコ綿 アメリカ綿種を輸入したもので殆ど米綿と変わらない ペルー綿 やや硬いが繊維は比較的 […]

  • 2020年12月17日

キャビティボックス溢れ

一斉サイジング時に一時的に糊をストックしておくのがキャビティボックス。 そのレベルセンサーがうまく働かず糊が溢れてしまった状態。 液面のレベル設定が高すぎる、センサーの不具合などが原因。 パラメーター158と159で液面レベルを管理可能。

  • 2020年12月16日

サイジング乾燥不良

織機のビームを撮影したものですが、ビーム側に一部の糸が張り付いています。 これは乾燥不良によって起こるものだと考えています。対策としては、サイジングスピードを下げてしっかり乾燥させる、アフターオイル、またはワックスをしっかりと塗るなどです。 このように緩みとなって出てきてしまうので、乾燥不良は厳禁です!

  • 2020年12月15日

織物欠点③

厚段 その箇所だけ緯糸密度が高くなっている箇所 織機が停止から動き始めるときに出る場合が大半。まれに布を引っ張っているローラが経年劣化で引っ張れなくなると、ちょっと滑って織り前が戻ってしまい、厚段になることもある。 基本的には織機の調整不足。打ち込み性を下げる調整が必要。 織り込み 織り前から見て右側に出ている場合は調整不足。糸が伸び切っていない可能性大。 左側に入っている場合はTAPO(トヨタ自 […]

  • 2020年12月14日

織物欠点②

テンプル筋 テンプルの針が織目を開いてしまう、あるいは糸を切って穴をあけてしまう不良。 織物の規格にテンプルの針の規格があっていない場合、テンプルが織物を引っ張る力が適切でない場合、テンプルリングに不良がある場合などによって引き起こされる。 緯糸二本並び 本来なら緯糸は1ショット1本だが、1ショット2本になってしまった場合の不良 予備のチーズがなんらかの原因で一緒に入ってしまった場合などによって引 […]

  • 2020年12月10日

織物欠点①

顎打ち・・・筬が緯糸を切ってしまった状態 枠高さ、クロスタイミング、静止角、フェルプレート高さ等の調整不足 経糸組織違い・・・経糸の順序を入れ間違えてしまったために出る欠点 複数切れる時におこりやすい 薄段・・・その個所だけ密度が薄くなっている箇所。 停止から起動時に発生するため、打ち込みを良くすると治る場合が多い。

  • 2020年12月9日

サイザー 性能検証 ~フィードストレッチ~

フィードのストレッチの性能の検証             上図の部分ですが、実はここにはフィードローラー~サイジングローラー間のストレッチをコントロールするローラーが入っています。 実は今までこのローラーによるストレッチを使ってきませんでした。 理由としては実はこの箇所、フィードストレッチ値がデフォルトでマイナス値に設定されていたこと、 前工場ではこの部分のストレッチは使っていなかったことです。 […]

  • 2020年12月7日

枠が異なると、糸へかかるストレスが異なる

上図は実線が1枠、点線が8枠と仮定します。 開口量が同じとき、1枠よりも8枠の糸のほうが大きく変化していることがわかると思います。 そのため、後ろの枠に設置した糸は強いストレスがかかることがわかります。(糸が伸びてしまうことも) これを避けるためには開口量を小さくする方法があります。しかし、緯糸入れは難しくなります。 他にもバックを後ろへ下げる方法があります。この場合、スペースと経糸張力の限界があ […]