- 2021年1月7日
サイジング乾燥不良
糊がちゃんと乾燥していないと上の動画のようになってしまいます。 そのため、乾燥しているかどうかをセンサーで判断する場合が多いのですが・・・ センサーが役に立たないとこうなるという好例?です。 もちろん、速度で管理してもいいのですが、速度での管理の場合でも例えば 絞りローラーの劣化によって糊の付き方が違ったりとか、 糊の配合が若干違ったりとかいうことを判断するのは難しいです。 サイジング士は手でわか […]
糊がちゃんと乾燥していないと上の動画のようになってしまいます。 そのため、乾燥しているかどうかをセンサーで判断する場合が多いのですが・・・ センサーが役に立たないとこうなるという好例?です。 もちろん、速度で管理してもいいのですが、速度での管理の場合でも例えば 絞りローラーの劣化によって糊の付き方が違ったりとか、 糊の配合が若干違ったりとかいうことを判断するのは難しいです。 サイジング士は手でわか […]
荒巻整経機の糸の通り道には上記のようなガイドがあります。 細かい話になりますが、製造メーカーによって穴径やサイズが異なったりします。 弊社の場合は糸が太いことが多いため、このガイドの穴径が小さいと糸の結び目が通らなかったりします。 また、穴径が小さいほどゴミがたまりやすく、そのゴミが糸の走行を妨げる要因になったりもします。 逆に穴径が小さいほど、糸の走行ブレが少なくなるために糸同士の相互干渉が減り […]
なぜ経糸に糊をつけるのか シンプルに経糸を切れなくさせるためとスパン糸の場合は毛羽を伏せるためです。 どんな糸に糊をつけるのか 短繊維(紡績糸)の場合は基本的には糊をつけます。双糸の場合はつけないものもあります。 長繊維(フィラメント糸)の場合も基本的には糊をつけます。(こちらは専門外なのであまり確証はないです) ただし、これはあくまで大量生産という観点から見た話であり、風合いや質感を重視する場合 […]
先日、糊の着糊量を増やしたいとの依頼がありました。(製織性うんぬんではなくて) そこで糊のレシピの検討を行ったときに気づいた点を記載したいと思います。 糊粘度の温度依存は関係あるか 着糊量を増やすためには濃度もそうですが、粘度も関係してきます。粘度が高いほうが糊の付きやすさが変わってくるからです。 内部まで浸透しづらくなるという点がありますが、今回の依頼は着糊量を多くしてほしいとのことなので不問と […]
とある織物へ配合糊のレシピを途中で変えたものを検査したところ面白い結果が得られました。 ① A社の配合糊5%+コーンスターチ1.5% ② B社の配合糊5% ①よりも②の方がよりよい結果が得られたのです。 着糊量は①の方が多いのですが、②の方が抱合力、毛羽伏せともに同等かちょっといい結果を得られることができました。 これはB社の配合糊がA社の方よりも優れている、ということを示してるわけ […]
一斉サイジング時に一時的に糊をストックしておくのがキャビティボックス。 そのレベルセンサーがうまく働かず糊が溢れてしまった状態。 液面のレベル設定が高すぎる、センサーの不具合などが原因。 パラメーター158と159で液面レベルを管理可能。
織機のビームを撮影したものですが、ビーム側に一部の糸が張り付いています。 これは乾燥不良によって起こるものだと考えています。対策としては、サイジングスピードを下げてしっかり乾燥させる、アフターオイル、またはワックスをしっかりと塗るなどです。 このように緩みとなって出てきてしまうので、乾燥不良は厳禁です!
フィードのストレッチの性能の検証 上図の部分ですが、実はここにはフィードローラー~サイジングローラー間のストレッチをコントロールするローラーが入っています。 実は今までこのローラーによるストレッチを使ってきませんでした。 理由としては実はこの箇所、フィードストレッチ値がデフォルトでマイナス値に設定されていたこと、 前工場ではこの部分のストレッチは使っていなかったことです。 […]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjtmsj1972/41/9/41_9_P484/_pdf/-char/ja 上記の資料から一部抜粋し、まとめたものになります。 糊付糸に平滑性を与えるのに3つの方法 (a)油剤の添加 (b)アフターワックス (c)アフターオイル 図10は3mm以上の毛羽と緯糸停台の関係を示してもので、毛羽が増えるほど緯糸停台 […]
配管詰まりを起こしました 構造的欠陥じゃないのか?と思いつつ… 糊タンクがつまりました。 理由は濃い糊を作る時には溶け切る前に下の配管の方へ行ってしまい、そこで固まってしまうとのことでした。 画像のところへ溶けてない糊が行ってしまうと、撹拌されず最終的に溶けきれないみたいですね。 これを解消するために図の右方向にあるバルブをひねって蒸気を入れて、溶けきれていない糊を強制的に排除するみたいです。