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CATEGORY

準備技術

  • 2020年9月3日

糊の濃度・粘度ムラはなぜ起こるのか? ①

配管の中の残糊と混ざることで濃度ムラが起こる 上図はサイジング時の糊の循環を簡易的に図にしたものです。 基本はタンク内で作った糊をポンプにてキャビティボックスに送り、そこから各糊箱に送り込むといった感じです。 サイジングが終わったら基本的にはタンクに戻すという感じです。 この際に糊は配管を通っていくのですが、配管の中に糊は残ります。 この残った糊と次に使う糊のレシピが異なる場合、 濃度や粘度に違い […]

  • 2020年9月2日

配合糊の材料 ~PVA~③ 重合度とけん化度に支配される性質

重合度と鹸化度による性質の変化 シンプルにまとめるとこんな感じ。 もちろんこれだけだとだから何?って思うと思うのですが、 次の表と合わせて考えると糊の使い分け、使い回しの考え方が変わると思います。 鹸化度合いによって繊維への接着力が異なる いくらフィルム強度が強くとも、繊維自体に対する接着力がないとそもそも意味がありません… 接着力と抱合力をマッチさせるために様々な重合度と鹸化度が異なるものが存在 […]

  • 2020年8月31日

配合糊の材料 ~PVA~② 一般的性質

一般的な性質について ①水溶性 水によく溶け、水温の上昇にしたがって溶解度は高くなり、溶解すれば糊液となる。水以外の溶媒にはほとんど溶けない。 ②粘度 比較的低粘度。ただ、加熱時間や放置時間による変化がほとんどないのが特徴。 さらに水分が蒸発しても水を加え再溶解すると、元のものとほとんど同一の状態になる。 ③皮膜性 PVAは透明なフィルムを作りやすく、その引張強度、引き裂き強度、耐摩擦、耐屈曲強度 […]

  • 2020年8月28日

配合糊の材料 ~PVA~① 概要編

配合糊の主成分としてのPVA ポリビニルアルコール(PVA)は準備工程で使われる配合糊の中でも最も重要な部分を占めている…といっても過言ではないと思います。 ガンに効くといって一時取り上げられた液状のりにも使われている接着剤の成分のことです。 優れた特徴 主要な成分になるにはそれなりに優れた特徴を持っており、 ・水溶性の化学物質 ・接着力及び形成皮膜が強い ・粘度が安定している ・けん化度や重合度 […]

  • 2020年8月3日

荒巻整経工程 糸結びの重要性

荒巻工程での糸準備とは 荒巻工程では一気に数百本の糸を荒巻ビームと呼ばれるビームに巻き取っていきます。 織物や産地にもよりますが、大体500~650本くらいを一斉に巻いて、 後の糊付け工程で複数の荒巻ビームを一斉に糊付けし、ビームに巻き取っていきます。 糸結びの重要性 荒巻工程で人の手がかかるところの一つがこの糸結び工程になります。 糸が抜けないように、かつ素早く結ばなければなりません。 自動で結 […]

  • 2020年7月15日

AJLの糊の作りの考え方③

糊付け時濃度について 糊濃度はどんな仕掛品に対しても着糊量の重量法で15%を超えないようにする。 一例として、糊調合での標準的な着糊量は下記のとおりである。 ただし、PVAと澱粉の割合を変えていくとこの濃度は変わっていくと考えられる。 基本的にはPVAの割合を増やすほど必要濃度は下がっていくと考えられる。 しかし、その際にデバイド部分で毛羽立たないか確認する必要がある。これはPVAの割合を増やすと […]

  • 2020年7月14日

AJLの糊の作りの考え方②

糊付け時粘度について 点線は糸の外周を示している。色がついているところが糊。 基本的な糊調合割合 糊調合の基本はPVAとデンプンの割合を決定することである。 アクリル糊はPVAの一部と置き換えて割合を考えるが、 綿のときは綿への吸湿性重視、合繊のときは合繊への接着重視で使用されている。 そのため、糊の再利用時に、特に細番手はアクリル糊の種類にも注意すべき。 標準的な糊の調合は下記のように作られる。 […]

  • 2020年7月13日

AJLの糊の作りの考え方①

AJLの糊作りの考え方 予備知識 糸は太いほど丈夫だが毛羽が多い。  基本的には高粘度・低濃度(PVA) もし毛羽を気にしないなら低粘度・低濃度(PVA)でもOK 糸は細いほど毛羽が少ないが弱い。  基本的には低粘度・高濃度(PVA) 合繊は綿と比較して糊が付きづらいので、綿よりも高濃度になる。 主材料 デンプン(コーンスターチ) デバイド抵抗を下げることが主目的 少量で高粘度になるため高濃度の糊 […]