荒巻整経工程 糸結びの重要性

荒巻工程での糸準備とは

荒巻工程では一気に数百本の糸を荒巻ビームと呼ばれるビームに巻き取っていきます。
織物や産地にもよりますが、大体500~650本くらいを一斉に巻いて、
後の糊付け工程で複数の荒巻ビームを一斉に糊付けし、ビームに巻き取っていきます。

糸結びの重要性

荒巻工程で人の手がかかるところの一つがこの糸結び工程になります。
糸が抜けないように、かつ素早く結ばなければなりません。
自動で結べるようにしたいところですが、技術的というよりもコスト的に難しく、まだまだ人の熟練が必要となる工程です。
数百本もあるので、2秒で結べるのと4秒で結べるのでは最終的に30分近く変わってしまいます。

糸結びの実例

ゆっくりと動作を大きくして撮った画像になります。
基本はこの動作をいかに早く小さくできるようになるかで、生産コストが全然違ってきます。

別の角度からとったものです。
なるべく最初の動画のように1本を2秒未満で結べるようになるのが理想ですね。
熟練をどうしても要するので、熟練者を育てるのが難しい場合は人海戦術しかないですね。
荒巻工程は糸を結ぶのがいつになるのかわりとわかりやすいので、
仕事の段取り次第では人海戦術も可能です。

 

 

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