荒巻整経工程 糸準備

荒巻整経工程は織物の経糸を準備する最初の工程です。

まずは指図通りに糸を巻き取ります。
その際には糸をクリールと呼ばれる部分にさしていく必要があります。

必要な糸の数だけの糸を出して…
これが意外と大変で、まず糸が入った段ボールを運ぶのに、もちろん工場によって経路が違うので一概には言えませんが、時間がかかります。見ての通り、空間が広くないのである程度の場所から人力で運ぶことになります。
大体10分~20分くらいでしょうか?

 

次に人力でクリールに糸を指していく作業になります。
段ボールを空けて、クリールに糸を刺していきます。
基本的に糸はビニールに包まれているので、ビニールをはがし、段ボールを片付けながらの作業になります。
これを一人でやると大体1時間半~2時間くらいかかります。
段ボールやビニールの跡片付け作業もそれなりに時間を食う仕事です。

もちろん、一人ですべてをやることはなく、基本的には作業で手がすいた人が入っていきますが、
時折誰も手が空いていなく一人でやるときもあります。