糊の濃度・粘度ムラはなぜ起こるのか? ①

上図はサイジング時の糊の循環を簡易的に図にしたものです。
基本はタンク内で作った糊をポンプにてキャビティボックスに送り、そこから各糊箱に送り込むといった感じです。

で、サイジングが終わったら基本的にはタンクに戻すという感じです。
この際に糊は配管を通っていくのですが、基本的には配管の中に糊は残ります。
あとは各社により配管長が違うのでその残った糊と次に使う糊のレシピが異なる場合、濃度や粘度に違いが出てしまうということです。

これによる影響を避けるためには、次のサイジングを始める前によく循環させておくこと、
濃度差・粘度差を考慮して、作る糊を調整することがポイントになります。
最も影響を受けなくさせようと思ったら、ポンプによる糊の返却が終わった後に配管内の糊を洗浄しながら捨てることです。
ですがこの方法は時間もかかりますし、糊も若干ですがもったいないですし、何よりそのようにできない配管経路をしてる場合もあります。

どのポイントを実行するにせよ、設備や扱う糸が違うのでそこまでやらなくてもいい場合もありますし、
逆にやらないと品質ムラにつながる場合もあるので、常に次の工程の製織からフィードバックを得るのがいいと思います。