配合糊の材料 ~PVA~① 概要編

ポリビニルアルコール(PVA)は準備工程で使われる配合糊の中でも最も重要な部分を占めている…といっても過言ではない。
ガンに効くといって一時取り上げられた液状のりにも使われている接着剤の成分のことである。

 

主要な成分になるにはそれなりに優れた特徴を持っており、

・水溶性の化学物質
・接着力及び形成皮膜が強い
・粘度が安定している
・けん化度や重合度の違いにより様々な素材への糊付けに対応できる。

化学式で表すと下記のようになる。

一口にPVAと言っても、けん化度の違いなどがある。

綿糸に対する糊付け糸物性(特に耐摩耗性、毛羽立ち性試験などのいわゆる抱合力)においては、けん化度が高いほうが優れている。

しかし、ポリエステル原糸には、部分鹸化物や変性PVAの方が、抱合力試験においては優れた結果を示している。