織機開口の種類とその違い

織機の開口装置には大別して4つの種類があります。
タペット織機、ドビー織機、ジャガード織機、クランク織機の4種類があり、それぞれ下記のような違いがあります。

①タペット織機

カムとタペット(カムに接触して、その運動を伝える装置)と綜絖の開口運動をさせる方式で、最も簡単で、安く、高速化しやすい機構です。
三原組織の大部分の織物がこの方式で織られています。

②ドビー織機

複雑な組織になって、完全組織の経糸本数が8本(綜絖枠8枚)以上になると、タペット方式では織れなくなります。
ドビー方式では48本までの組織が織れると言われていますが、実生産に多く利用されているのは16本~24本程度です。
ドビー開口設備はタペット方式に比べるとかなり設備費用が高くなりますが、
込み入った組織が織れることと仕掛ける織物の組織変更が比較的簡単にできるというメリットがあります。
機械式、電子式と別れており、電子式の場合、パネルからの操作ですぐに変えることができます。
機械式の場合、ドビーカードなどと呼ばれるパターンに沿って穴が空いているシートが必要になります。
込み入った組織の場合、経糸が緩みがちになるため、回転を上げようとすると調整が困難になる場合があります。

③ジャカード織機

経糸一本一本を独立に自由に上げ下げでき、織物の幅一杯の大きな模様まで自由に織ることができます。
基本的にはドビー以上に糸が緩みやすいので、基本的に高速で織るのは非常に難しいです。

④クランク織機

平織り専用の織機です。
平織り以外は織ることができません。ただ、平織りの織物は大変多いので成り立っています。

弊社に現時点であるのは①と②と④の織機になります。
特に②は電子開口というトヨタ独自の電子ドビー織機を導入しています。