筬計算方法(筬番手計算方式)

筬の呼び方

筬の呼び方はいろいろあるのですが、弊社では昔から筬番手と呼ばれる方式で運用しています。
筬番手方式とは2インチ間に筬羽がいくつあるか、という定義です。
例えば、筬番手が50番手すると、2インチの間に50羽あるということです。

筬の選定の仕方

実際に織るときはどのように選定しているのかという話ですが、
基本的にインチ間の経糸密度(インチ間に糸が何本あるのか)と織上幅によって選定します。

ちなみに通し巾というのは下記のように定義しています。
通し巾=織り上げ幅×(1+縮率)
この縮率は織物密度や素材、織物組織によって数値が決まります。

縮率の傾向

①糸の屈曲が少ないほど縮率が少ないです。 例:平織(縮率大きい)>朱子織(縮率小さい)
②糸の素材が柔らかいほど縮率が少ないです。 例:ケブラー(縮率大きい)>綿(縮率小さい)
③低密度ほど縮率が少ないです。 例:90×90本/inch(縮率大きい)>30本×30本/inch(縮率小さい)
④糸が細いほど縮率が少ないです。 例:10番手(縮率大きい)>60番手(縮率小さい)

新規の織物で新規の筬を作る場合は似たような織物から縮率を推察してやるのが最も効果的です。
あとは製織しているときの張力や打ち込みなどで多少は変動できるので、そのあたりで調整していくのが現実的です。