サイジング アフターオイル汚れ

織物に汚れ?が発生



汚れというよりシミといった感じです。

原因はアフターオイル

静電気防止や糸に平滑性を与えるためにサイジング後にアフターオイルを塗布する場合があります。
弊社の場合は主に静電気防止のために冬場から春にかけてアフターオイルを使用しています。
ちょうど上図のように乾燥ローラーから出てきたところでアフターオイルを塗布しています。

ローラーをオイルに浸して回している

そのため、オイル受けがあります。
オイル受けにゴミがたまってしまうと、それがローラーに付着する場合があります。
k
上記のようにローラーに付着するし、その場所が糸の通り道だった場合、
オイルをすったゴミが糸と共に流れてしまい、サイジング筬に付着します。
そうするとその箇所だけ大量のオイルがつくことになり、織物にも影響を与えてしまうことになります。

回避する方法は?

① 掃除する

シンプルかつ最も確実な方法です。すぐにゴミがたまるわけではないので、数か月に一度くらいでOKです。

② ゴミが通らないようにローラーと受け部分の隙間を小さくする

ゴミがなくなるわけではないですが、ローラーに付着しても通るのは非常に小さいものになり、問題とならなくなります。

③ オイルの温度を上げる

オイルの温度を上げることで粘度を小さくして、ローラーに付着しづらくさせます。
当然、糸へのオイルの付着量も下がるので注意が必要です。

 

 

TOPへ戻る