繊維業界あるある話 ~単位が複雑~

表現する単位がいっぱいある

繊維業界は古くからあるせいか、単位が統一されていません。
なので使い分けるシーンが出てくるのですが、これがめんどくさいです。

長さを表すとき

長さを表すときにはヤードかメーター、インチで表す場合が多いです。
コンテナだけフィートなんですよね。なんででしょう?
織物の場合は反や疋で表すときもありますが、これに関しては定義があいまいで織物ごとなどによって異なります。

重量を表すとき

重量を表すとき、弊社の場合はキログラム、ポンド、玉、梱で表すときがあります。
玉は1玉=10ポンドになります。
梱は1梱=40玉=400ポンドになります。
調べてみると他にも俵、デカ、グロスなどがあるみたいです。

筬の規格を表すとき

弊社は基本的には筬番手と呼ばれる規格で筬をわけています。筬番手の定義は(羽/2inch)になります。
筬に関しては産地ごとでも規格が異なるそうで、
羽/inch、羽/寸、羽/鯨寸みたいなものもあるそうです。
この寸の部分が曲尺=かねだったり、鯨尺=くじらだったりするらしいのですが、詳しくは知りません。
ちなみに筬番手(羽/2inch)と筬密度(羽/inch)は新人がよく間違えます。
依頼先も間違えたりするので、織物の幅などの規格からチェックすることをお勧めします。

統一してほしい

新しい社員の入社障壁になっているんじゃないかと思うくらいめんどくさいです。
全部メーター管理、キログラム管理でいいんじゃないかと思うんですけどね。