サブノズルの形状について
サブノズルの形状は昔と現在を比べると大きく変わっている。
弊社はあくまで豊田自動織機のみしか知らないため、正確な年代まではわからないが、
おおよその変革してきた歴史を振り返ってみる。
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豊田自動織機のエアージェット式の織機を作り始めたころのサブノズル。
二穴ノズル
JAT600あたりから出始めた(と思われる)サブノズル。
エアーの噴射方向性が改善されている。
しかし、低圧時と高圧時では噴射方向が大きく異なる。
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JAT710あたりから出始めた(と思われる)サブノズル。
二穴ノズルと比べて更に噴射方向性が改善されている。
低圧時(2k以下)では噴射方向が変わってしまうものの、
それよりも高圧ならば一様の方向性でエアーを吹くことができる。
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JAT810より採用。逆テーパーサブノズルの欠点であった低圧時の噴射方向性を改善。
上記のようにサブノズルにかかる圧力によって噴射方向が変わってしまうので、
織物を変えた時に何故か上手く糸が飛ばないときはこれが関係していることも考えられる。
逆に言えば、最新型のサブノズルにしてしまえば細かい調整作業(サブノズルの角度調整など)から開放されることを意味している。
今後の時代(人員不足、多品種小ロットなど)を考えると、調整難度が低い新型逆テーパーに変える方が無難と思われる。