製織スピードは織物巾と番手に依存する
例えば織物巾が100cmのときは800回転出せていましたが、織物巾が150cmになると600回転まで落ちてしまうこともあります。
圧縮空気圧に限界がある
糸のスピードを決めるのは圧縮空気の空気圧です。
織物の巾が変わるということは糸が飛ぶ距離が変わるということです。
距離が変わるのに、同じ時間で緯糸が端まで到達しないと行けないなら、糸速が変わる必要があります。
コンプレッサーの上限圧力まで達していたら、それ以上糸速は上がらないということです。
この条件に引っかかるのは太い糸の場合が多いです。
糸の物性に限界がある
織物の巾が広いということは、緯糸も長くなります。
糸を空気で飛ばしており、端まで到達すると急ブレーキがかかるような仕組みになっています。
糸が短い分には問題にならないのですが、糸が長いと(糸の重量?速度の二乗分)/2だけ糸の一部分にストレスがかかります。
なので、過剰なストレスがかかると糸は切れてしまいます。
この条件に引っかかるのは細い糸やスラブ糸などの場合が多いです。