荒巻整経機の糸の通り道には上記のようなガイドがあります。
細かい話になりますが、製造メーカーによって穴径やサイズが異なったりします。
弊社の場合は糸が太いことが多いため、このガイドの穴径が小さいと糸の結び目が通らなかったりします。
また、穴径が小さいほどゴミがたまりやすく、そのゴミが糸の走行を妨げる要因になったりもします。
逆に穴径が小さいほど、糸の走行ブレが少なくなるために糸同士の相互干渉が減り、きれいに巻けると考えられるのですが・・・
今ではこのガイドを作るところも大分なくなってしまっています。
基本的にはずっと使えるものなので、なくなっても困りはしないのがメーカーの悩みどころなのでしょう。
また、荒巻整経機を入れ替えるような会社もほぼないので、こういった細かい改善はおそらく今後もされないのでしょうね・・・
寂しいことです。