ISO 9001を取得する企業としてのメリットとは ①

なぜISOを取得するのか

よく取引先から言われたので取得していますとか、とりあえずとっておいてます、など
ISOをあまり重要視していない企業が多いと思います。
弊社がISOを取得する理由は、そんな中でこのISO9001が実務に役立てると判断したからです。

導入するメリットとは

ISOを導入するに値すると考えるメリットは

「属人化を防ぎ、人事異動があっても品質が変わらなく、会社組織の状況確認もできる」

ということです。

属人化を防ぐ意味

属人化を防ぐというのは、継続的に会社を運営していく上で非常に重要なポイントだと思います。
なぜなら属人化の意味するところは、その人がいなければ仕事ができないということを指しています。
仮にその人に人柄的に問題があれば、会社は利益を上げることに集中できなくなりますし、
人柄に問題なくとも、病気などにかかった場合にも会社は利益を上げることができなくなる可能性があります。

現在はフットワークの軽い企業を求められています。
属人化している部分があると、フットワークが鈍ることが往々にしてあります。

属人化からの脱却・防止

では属人化を防ぐためにはどうしたらいいのか、という話ですが
仕事を分解することが最も重要です。仕事の手順や知識、考え方、教育ポイント、試行回数などです。
これをマニュアル化し、本当にそうなるかを何度も試してみることが大事です。
ISO的にいうとPDCAサイクルだと思います。
マニュアルを使って人ごとに差異がでるなら、それを埋めるためにはどうすればいいのかというようにPDCAを回し、
マニュアルを更新していく(ここが重要)と、いつの間にか属人化がなくなります。

重要なのは最初から気質や人間性の差のせいにしないことです。
最初から気質や人間性の差にしてしまうと、会社としては使えないマニュアルができてしまう可能性があります。

参考に

よくメンテナンスを忘れてしまう人がいるなら気質や人間性の差にせず、
まずはグーグルカレンダーとtodoで管理してみて都度上司から一言入れてみてはどうか、

こんな感じで。
さらにそのためのチェックシートを別途用意するとか、そのチェックシートがないと査定に響くとか、
チェックしてないのにチェックしたみたいな嘘が発覚した場合の会社としての査定はこうとか、
定期的に外部の部署の人がチェックするようにするとか、外部の人も定期的に入れ替えるとか、
気質や人間性の差で話を終わらせなかったらここまでできます。
ぶっちゃけ「気質や人間性だ!」と言ってくるベテランでも割と忘れていたりするんですよね(笑)

もしくは手順が多すぎて管理が大変な場合はアプローチを変える必要があるかもしれません。
例えばメンテと別業務を一緒にやっているなら別々に人を用立ててみるとかですかね。