電子開口織機の特徴②

クロスタイミングを枠毎に設定できるため、
ストライプ織物のような複数の組織があるような織物の製織にも有利に働きます。

 

例:シングルビームで、1/1平織りと3/1綾織の組み合わせ織物の場合、経糸交差の関係で平織り組織の経糸張力は強くなりますが、綾織組織の経糸張力は平織りと比較すると低くなります。

上手の1辺を1mmと仮定した場合、平織りは9mm、綾織は5mmの経糸を使用するため、綾織部分のほうが経糸が緩みやすい。

 

その結果、綾織組織でのドロッパー落ち、あるいは縦パイルが発生する可能性があります。
このような場合、電子開口では平織り部分の枠のクロスタイミングを早くし、綾織部分の枠のクロスタイミングを遅くすることで多くの織物で不具合を解消することができます。

ちなみに上手は平織り部分の経糸を緩めるために5,6枠に設定しています。
基本的には後ろの枠を使うほど経糸は緩みやすくなります。