サイジング 廃ドレン問題

サイジング事業が新しい工場で始まって一年近くたってきてから問題が発生しました。
致命的な問題ではないのですが、早めに対応しておいた方がいい問題です。
国内で新しくサイジング工場を建てられる事業者の方がいるかはわかりませんが、その時にお役に立てたらいいなぁと思います。

廃ドレンの行き先の配管が塩ビ管だった

塩ビ管の耐熱温度は低く、HT管で90℃、VP管で60℃とされています。
それ以上になってしまうと、やわらかくなり、それを繰り返していくと場合によっては収縮してしまいます。
今回はおそらくですが、先の塩ビ管に収縮が見られ、一部が逆流する事態になった運びです。

そもそも、配置がおかしい

動画では曲がったドレン配管がありますが、これは後付けです。
工場稼働初期のころはついてなく、横穴からドレンが出てきており、蒸気がモーターやコントロールボックスにあたっていました。
普通に考えておかしいですよね。設備と建築屋さんのせいに全部するのもおかしいですが、指摘があってもいいんじゃないかなぁと思います。
(工場を建てるときは、このサイザーがメインだったので、設備屋、建築、自社で打ち合わせを行っていました)

対策は?

ドレンの廃棄の仕方を見直すしかありません。
廃棄の用の配管はかなり深くに埋没しているため、掘り返してステンレス管に変えるとかは現実的ではありません。
いくつか検討している案があるので、決定したらまたご報告します。

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