サイジング 泡問題

糊を作る段階で泡が立つ

泡が問題になることがあります。
上の写真のように表面がわからない場合、糊がどのくらい作られているのかわからなくなります。
そうすると糊濃度を狙ったとおりに作ることは難しくなります。

泡のできる原因は?

いくつか考えられています。
でんぷん中のたんぱく質、変質不良でんぷん、起泡性化学糊剤、アルカリ過剰、糊剤中の不純物などが原因として考えられています。
また、用水、糊化条件、機械的条件と相互的に作用していると考えられています。

対処法は?

配合糊を使っている場合は、中に消泡剤が入っている場合が多いのでそこまで気にする必要ありません。
それでも出てしまう場合は消泡剤を追加で入れるのですが、どんなものが適しているのかは場合によって異なるそうです。
一般的にはシリコーン樹脂や高級アルコールが最も効果がありますが、持続的効果はありません。
たんぱく質の分解によって、糊液の界面活性が高まると泡がでやすくなるので、それを阻止するために
アルデヒド類、塩素化フェノール類、次亜塩素酸塩、有機あるいは向き水銀化合物および硫酸ナトリウムが有効といわれています。
pHが高い時も泡の原因になるので、酢酸のような酸を添加すると効く場合があります。

 

 

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