サイザーのライン長について

サイザーのライン長を把握することの重要性

サイジングはその構造上、どうしても糸をロスしてしまいます。
このロスの部分を把握していないと短尺になったり、糸が余ってしまうことになります。

実際のライン長は?

ビームスタンドの一番前から巻取りまでをライン長と定義します。
そうすると、弊社のライン長は約50mになります。

ライン長の分だけ荒巻工程で多めに巻けばよい?

実際はそうではありません。
投入の最初の部分は糸シートが均一になっていなく、デバイドされていないので使えません。
糸シートを均一にしたり、デバイドロッドを挿入したり、なんやかんやで10mくらいはロスすると考えるべきです。
ただ、サイジングは糸にストレッチをかけながら糊をつけ、乾燥し、巻き取るので伸びます。
上図は参考例ですが、荒巻ヤードによってはむしろ減らす場合もあったりします。

始めてやるものに関しては多めに巻いておき、次にまたサイジングするときがあれば差分を調整することをお勧めします。

 

TOPへ戻る