縦繋ぎ 畦取り

織物の経糸はどうやってセットされるのか

A:一本一本結んでいきます。それもなるべく順序通りに。
なるべく順序通りに糸を結ぶために畦取りという工程を入れます。
この工程を入れることで、理屈的には端から順序通りに糸が結ばれていきます。

畦を取らないとどうなるのか?

実は過去に何度か試したことがあります。
粗い織物に関して言えば、畦を取らなくても問題なくつなぐことができます。
ただ、それこそインチ間の経糸本数が40~50を超えたあたりから問題が発生します。
どのような問題かというと、ドロッパーのところで糸が引っかかってしまいます。
そうなってしまうと、結局再度タイイングしなおさないといけなくなってしまいます。

畦を取るときの注意点

当然畦を取っていない場所があることが問題なるので、そうならないようにいくつか手順を踏みます。

1.糸が上下に分かれるように掃除をすること
2.ゴミなどの要因で糸同士がくっついているのを上下に分かれるようにブラシ掛けすること
3.ブラシ掛けで分かれない糸もあるので、最終的には目と手で確認してすべての糸をわけること。

そうはいっても畦落ちするときはする

数本程度なら問題ありません。後から修正できます。十本を超えるようでしたら素直にもう一度やり直しましょう。

 

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