【エアージェット織機】緯糸入れトラブル 大ループ④

④-1 サブノズルの圧力チェック

織機の新旧や、サブノズルの種類によって異なります。
基本的にサブノズルの圧力はメインノズルの圧力以上に設定する必要があります。
新しい織機になってくるとメイン圧=サブ圧の場合が多いですが、
古い織機だとサブ圧がメイン圧+0.1~0.2Mpaくらいの圧力設定になる場合もあります。

④-2 ドラムピンのタイミングチェック

ドラムのピンオープンのタイミングを確認する必要があります。
ピンオープンのタイミングはメインノズルが噴射するタイミングから-20°が基本になっています(豊田自動織機の場合)
この基本タイミングが変動することはあまりないのですが、メインノズルやタンデムノズルの微風が強い場合や、
糸が細い場合はタイミングを遅めにずらすときもあります。
細い糸は微風にのってメインノズルが噴射する前にメインノズルから出てしまうことがあるからです。

この確認をするにはバルーンセンサーの値(ドラムピンの横についているセンサー)を見るのが一番わかり易いです。
ピンオープンのタイミングだけを変えて、To,T1の値が変われば糸が微風にのってしまっているということになります。

 

 

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