緯糸入れトラブル 大ループ②

②サブノズルの噴射タイミングのチェック


上記のシートを使って確認する。
織機によっては自動でタイミングを設定してくれる。
しかし、自動設定の値をいじれるので、設定がおかしくないかの確認がいるときもある。

設定例

ポイント① 到達タイミングよりも早く開くこと

上記が設定例になる。この条件だと、

サブバルブ1の噴射開始タイミングは90°以下から開始する。
サブバルブ2の噴射開始タイミングは135°以下から開始する。
サブバルブ3の噴射開始タイミングは175°以下から開始する。
サブバルブ4の噴射開始タイミングは210°以下から開始する。

というように設定される。
糸が到達する前にサブノズルはエアーを吹く必要がある。
その理由として、糸が到達した後にサブノズルからエアーが出ると糸姿勢を崩してしまい大ループになることがある。
ちなみ、若干早めに設定することをおすすめする。
信号がバルブに到達しても、バルブが瞬時に開閉できるわけではないためである。

ポイント② 標準偏差を加味して、更に早く開く

標準偏差を加味して設定する必要がある。
スパン糸は一様でないため、同じように糸が飛ばない。
そのため、230°で設定しても240°のときもあったり220°のときもあったりする。
遅く到達するときは問題ないが、早く到達する場合はサブノズルの噴射タイミングが遅くなってしまう場合もある。
それを加味し、5~10°くらい早めにしておくなどの対応が必要になってくる。
標準偏差が非常に大きい場合、例えばスラブ糸とか意匠糸など、場合によってはかなり早めに噴射しておくことが必要になってくるときもある。
その際には噴射区間を推奨よりも長く取る必要があることに注意してもらいたい。

余談

ちなみに最新のエアージェットの自動設定だと、糸の飛び方も一定速度ではなく加速、減速も加味された自動噴射設定をしてくれる。
そのため、噴射に必要とするエアーが低減され、ランニングコストも下がる。